「過去のことを後悔してはいけない」
と言うが、言葉の表面上をとってはいけない。
捉えがちなのは、
・過去の後悔をいつまでも引きずっていてはいけない
・過去のことを考えてはいけない
と思ってしまったことがオレはありました。
本当は
・過去の過ちを償い、再出発しなさい
という意味です。
強く心に響いた感情を伴う記憶のことを情動記憶は言うのがありますが、
「赤っ恥をかいた」は冷や汗がでたり、顔が真っ赤になったり
「すごく緊張した」は手に汗をかいたり、震えが止まらなかったり、気持ち悪くなったり
「嫌な思いをした」は怒りに震えたり、その場所から離れたかったり
と身体の一部と伴いながらその時の情景を記憶をします。
この場合、事の発端は忘れることもありますが、
身体に起こった場面の記憶を情動記憶ともいいます。
情動記憶は何年経っても人を苦しませます。
特に子供の頃の出来事は大人になっても、その人の形成の一部になっています。
改善方法が分からず心の病として苦しんで、人生を楽しめないでいる人が大勢います。
情動記憶は「その時の自分」を洞察してあげればいいのです。
人は観てもらうことで、理解や承認や存在を受け入れられたと感じます。
そして、その行為がこころの浄化をし、嫌な情動記憶が消えていきます。
文字通り、記憶が消えるのです。
素のままで観察して、受容してあげれば、心は納得していきます。
あなたが「あの時こうしていればよかった」「もっといい方法があったはずだ」と思考し始めるから、後悔となります。
あなたがあの時のことを一切考えなければ、後悔とはなりません。
ということは、後悔している時点で「あの時こうしていればよかった」「もっといい方法があったはずだ」とあなたは答えを出したがっているのです。
それなのに、あなたは「無かったことにしよう」としてはいないですか?
確かに「無かったこと」にして、わざわざ嫌な出来事を思い出したくない気持ちはわかります。
でも、「無かったこと」にしても根源、事の発端が究明されないと、また同じことの繰り返しになります。
だから、 「過去のことを後悔してはいけない」だけでは言葉足らずなのです。
「過去の後悔を受容して、記憶を浄化していこう」が本来の意味です。
ただ後悔をしないようにしていても潜在意識がしっかりと覚えていて、あなたに「嫌な思い出」を蘇えらせてくれます。
だから、後悔した出来事を洞察してあげましょう。
あとは、後悔した出来事を思い出す癖を持っている人がいます。
その人はそのルートが太くて思い出しやすい状態になっています。
まずは、「思い出す」のをストップして、ルートを細くしていきましょう。
その場合は「後悔をしてはいけない」の言葉に近いかもしれません。
「後悔の思い出」が意識に上がらせないようにすればいいのです。
それには、いつも「いいこと」を意識に上げること。
いつも自身に「いい言葉」「いい想像」「いい心持」「いい問い掛け」と気持ちがよくなっている状態にしてあげればいいのです。
あなたが「いい状態」になりたいからすると主体的な発想が大事です。
本で読んだ、TVで観た、誰かが言っていたなど受動的に動くのではなく、その情報を期に始めようとする能動的でいまししょう!
最後まで読んで頂きありがとうございます。